シニア犬のごはん、どうすればいい?答えは、年齢に合わせた特別な配慮が必要です!7歳を過ぎたワンちゃんは、代謝が落ちたり歯が弱くなったりと、体に様々な変化が現れます。うちの柴犬「たま」も10歳になってから、以前と同じフードをあげていたらぽっちゃり体型に…。獣医さんに相談して分かったのは、シニア犬には消化しやすいタンパク質と適切なカロリーが必要だということ。この記事では、専門家のアドバイスをもとに、シニア犬の健康を守る8つの食事作戦をご紹介します。あなたの愛犬にぴったりのごはんを見つける参考にしてくださいね!
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シニア犬のごはん作戦8選
モニカ・ウェイマウス
年齢とともに変わる愛犬のニーズ
あなたのワンちゃんも歳を取れば、いろいろなことが変わってきますよね。相変わらず最高の友達で、掃除機は永遠の敵かもしれませんが、健康管理の方法は若い時とは違ってきます。
特に重要なのが食事です。私達が専門家に聞いたところ、シニア犬用フードを選ぶ時のポイントや、年配のワンちゃんに必要な調整について詳しく教えてもらいました。もちろん、食事を変える前には必ずかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。犬によって必要な栄養は違いますから。
シニア犬の体の変化
7歳を過ぎたあたりから、犬の体は少しずつ変化し始めます。代謝が落ちて、若い頃と同じ量を食べていると太りやすくなります。うちの柴犬「たま」も10歳を過ぎてから、以前と同じフードをあげていたらぽっちゃり体型に…。
また、歯が弱ってきたり、消化吸収の力が落ちたりします。あなたの愛犬は最近、ごはんを食べるスピードが遅くなっていませんか?それはもしかしたら、歯や顎の力が弱ってきているサインかもしれません。
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シニア犬に適したフード選び
では、具体的にどんなフードを選べばいいのでしょうか?まず重要なのはタンパク質の質と量です。年を取っても筋肉を維持するために、良質なタンパク質が必要です。
でも、ただ量が多いだけではダメ。消化吸収が落ちているので、消化しやすい形のタンパク質が含まれていることが大切です。鶏肉や魚を使ったフードがおすすめですよ。我が家のたまはサーモン入りのフードが大好きで、毎日楽しみにしています。
栄養素 | 若い犬 | シニア犬 |
---|---|---|
タンパク質 | 22-25% | 18-22% |
脂肪 | 10-15% | 8-12% |
繊維質 | 2-4% | 3-6% |
食事の与え方のコツ
「シニア犬には1日何回食事を与えるのが理想でしょうか?」と疑問に思うかもしれません。答えは2-3回に分けて与えることです。
1回の量を減らして回数を増やすことで、消化器への負担を軽減できます。また、食欲が落ちている場合でも、少量ずつなら食べてくれることが多いです。我が家では朝・昼・晩の3回に分けていますが、仕事で昼が難しい場合は朝夕2回でも大丈夫ですよ。
水分補給の重要性
年を取ると喉の渇きを感じにくくなります。水飲み場まで行くのが面倒になって、水分不足になるワンちゃんも少なくありません。
あなたの愛犬の水飲みボウルは、いつもきれいな水が入っていますか?複数の場所に置いてあげると、飲む機会が増えます。私はリビングと寝室の2か所に置いています。また、ウェットフードを混ぜるのも効果的です。
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シニア犬に適したフード選び
関節が弱っているワンちゃんには、グルコサミンやコンドロイチンが含まれたフードがおすすめです。これらの成分は関節の健康維持に役立ちます。
また、腎臓に問題がある場合は、リンやタンパク質の量を調整する必要があります。うちのたまは腎臓数値が少し高めなので、獣医さんと相談して特別な療法食を選んでいます。
食欲がない時の対処法
「どうしてうちの子、最近ごはんを残すんだろう?」と心配になることもありますよね。シニア犬の食欲不振には様々な原因が考えられます。
まずはフードを温めて香りを立たせてみましょう。人だって温かいごはんの方がおいしいですよね?それでも食べない場合は、トッピングを変えたり、形状を変えたり(ドライからウェットへ)するのも効果的です。私はたまが食欲ない時は、ゆでたささみを細かく刻んでトッピングしています。
定期的な体重チェック
シニア犬の健康管理で最も簡単で重要なことは、定期的に体重を測ることです。太りすぎも痩せすぎも健康リスクになります。
月に1回は家庭で体重を測る習慣をつけましょう。抱っこして体重計に乗り、その後自分の体重を引くだけなので簡単です。急激な体重変化があったら、すぐに獣医さんに相談してくださいね。
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シニア犬に適したフード選び
最後に、食事は単なる栄養補給だけでなく、楽しい時間であるべきです。あなたと一緒に過ごす食事時間は、ワンちゃんにとって最高の幸せな瞬間です。
我が家ではたまがごはんを食べ終わった後、必ず「ごちそうさま」と言って頭をなでるのが日課です。こんな小さな習慣でも、愛犬との絆は深まります。あなたも今日から、愛犬との特別な食事タイムを楽しんでみてくださいね。
シニア犬の健康チェックのポイント
定期的な健康診断のススメ
あなたは最近、愛犬の健康診断に行きましたか?シニア犬になると、半年に1回は健康診断を受けるのが理想的です。人間だって年を取れば健康診断が大切になるのと同じですね。
血液検査や尿検査で分かることはたくさんあります。例えば、腎臓の数値が少し高めでも、早めに対処すれば進行を遅らせることができます。うちの近所の犬友達のポチは、健康診断で早期に肝臓の異常が見つかり、食事療法で元気に過ごしていますよ。
毎日の観察が命を救う
シニア犬の飼い主さんにぜひやってほしいことがあります。それは毎日の愛犬の様子を観察することです。ちょっとした変化に気付けるかどうかが、大きな違いを生みます。
例えば、散歩の時の歩き方や、水を飲む量、おしっこの回数など、些細なことでも記録しておくと良いでしょう。私の友人の犬は、水を飲む量が急に増えたことで糖尿病が発見されました。スマホのメモ機能を使えば簡単に記録できますよ。
シニア犬の運動について
適度な運動の重要性
「年を取ったら運動は控えた方がいいの?」と思うかもしれませんが、適度な運動はシニア犬にも必要です。ただ、若い頃のような激しい運動ではなく、ゆっくりとした散歩がおすすめです。
関節に負担をかけないように、アスファルトより土や芝生の上を歩かせてあげましょう。我が家のたまは15分ほどの短い散歩を1日2回。途中で休憩を挟みながら、のんびり楽しんでいます。運動後は必ず水分補給を忘れずに!
室内での運動アイデア
雨の日や暑すぎる日は、室内でできる運動がおすすめです。ノーズワークと呼ばれる嗅覚を使ったゲームは、シニア犬の脳の活性化にもぴったり。
やり方は簡単!おやつをタオルで包んで隠したり、部屋の隅に置いたりするだけ。嗅ぎ回って見つけることで、適度な運動と脳トレが同時にできます。たまはこのゲームが大好きで、見つけると得意げな顔をしますよ。
シニア犬の睡眠環境
快適な寝床の作り方
年を取ると、関節の痛みや体温調節の難しさが出てきます。あなたの愛犬の寝床は快適ですか?硬すぎず柔らかすぎない、適度なクッション性のあるベッドが理想的です。
冬場は保温性の高い素材を、夏場は通気性の良い素材を選ぶと良いでしょう。我が家では季節に合わせてベッドカバーを変えています。また、関節が弱っている場合は、低反発マットレスがおすすめです。
睡眠の質を上げるコツ
シニア犬は若い頃より睡眠時間が長くなりますが、質が落ちることも。深い眠りを促すために、就寝前のルーティンを作ってあげましょう。
例えば、寝る前にマッサージをしてあげるとリラックスできます。背中や首筋を優しく撫でるだけで、たまはすぐにウトウトし始めます。また、寝る前の2時間は興奮させる遊びを控えるのもポイントです。
シニア犬とのコミュニケーション
認知症予防のための刺激
「シニア犬の認知症を予防する方法はあるの?」と心配になるかもしれません。答えは適度な刺激を与え続けることです。
新しいおもちゃを時々導入したり、散歩コースを変えたりするだけで、脳への刺激になります。ただし、急激な変化はストレスになるので、少しずつがポイント。私の経験では、週に1回新しいトリックを教えるのも効果的でした。
絆を深めるスキンシップ
年を取ると、触れられるのを嫌がる犬もいますが、適度なスキンシップは大切です。あなたの愛犬の好きな撫で方は分かっていますか?
耳の後ろを優しく撫でたり、顎の下を搔いてあげたり。たまは特に背中をゆっくり撫でられるのが大好きです。スキンシップの時間は、健康チェックの機会にもなります。皮膚の状態やしこりの有無など、撫でながら確認できますよ。
項目 | 若い犬 | シニア犬 |
---|---|---|
必要な睡眠時間 | 12-14時間 | 16-18時間 |
推奨散歩時間 | 30分×2回 | 15分×2回 |
健康診断の頻度 | 年1回 | 半年に1回 |
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FAQs
Q: シニア犬には1日何回食事を与えるのが理想ですか?
A: シニア犬の理想的な食事回数は2-3回に分けて与えることです。1回の量を減らして回数を増やすことで、消化器への負担を軽減できますよ。我が家のたまは朝・昼・晩の3回に分けていますが、仕事で昼が難しい場合は朝夕2回でも大丈夫。重要なのは、愛犬の体調や生活リズムに合わせて調整することです。食欲が落ちている場合でも、少量ずつなら食べてくれることが多いので、ぜひ試してみてください。
Q: シニア犬のフード選びで最も重要なポイントは?
A: シニア犬のフード選びで最も重要なのはタンパク質の質と量です。年を取っても筋肉を維持するために良質なタンパク質が必要ですが、消化吸収が落ちているので、消化しやすい形のものがベスト。鶏肉や魚を使ったフードがおすすめで、うちのたまはサーモン入りが大好き!また、関節が気になる子にはグルコサミンやコンドロイチン配合のフードも検討してみてください。
Q: 愛犬の食欲がない時はどうすればいい?
A: シニア犬の食欲不振にはフードを温めるのが効果的です。人だって温かいごはんの方がおいしいですよね?それでも食べない場合は、トッピングを変えたり、形状を変えたり(ドライからウェットへ)するのもおすすめ。私はたまが食欲ない時、ゆでたささみを細かく刻んでトッピングしています。香りや食感の変化が食欲を刺激してくれるんですよ。ただし、急激な食欲低下は病気のサインかも。2日以上続く場合は獣医さんに相談しましょう。
Q: シニア犬の水分補給で気をつけることは?
A: 年を取ると喉の渇きを感じにくくなるので、積極的な水分補給が必要です。水飲みボウルは複数の場所に置いてあげると、飲む機会が増えますよ。私はリビングと寝室の2か所に設置しています。また、ウェットフードを混ぜるのも効果的。特に夏場は脱水症状に注意が必要です。水を飲む量が減ったなと感じたら、ボウルの位置を変えたり、新鮮な水に替える頻度を増やしてみてください。
Q: シニア犬の健康管理で最も簡単な方法は?
A: シニア犬の健康管理で最も簡単で重要なことは、定期的に体重を測ることです。太りすぎも痩せすぎも健康リスクになります。月に1回は家庭で体重を測る習慣をつけましょう。方法は簡単、抱っこして体重計に乗り、その後自分の体重を引くだけ!急激な体重変化は病気のサインかも。うちのたまも体重が減り始めた時、腎臓の数値が高めだと判明しました。早期発見のためにも、ぜひ習慣化してくださいね。